化学と工業
Vol.51 No.4 1998
Copyright 1998 by the Chemical Society of Japan
- 時評
生命化学の新世紀 … 三浦謹一郎 545
- 特集 ノーベル賞!それから―生命化学の伝説と夢
核酸の超らせん構造―ワトソン・クリックら(1962年ノーベル生理学・医学賞)のあと … 坪井 正道 547
核酸の合成―コラーナら(1968年ノーベル生理学・医学賞)のあと … 大塚 栄子 551
散逸構造から複雑系へ―プリゴジン(1977年ノーベル化学賞)のあと … 吉川 研一 555
タンパク質の立体構造と機能―ミヘルら(1988年ノーベル化学賞)のあと … 三木 邦夫 559
RNA分子の新しい機能―チェック・アルトマン(1989年ノーベル化学賞)のあと … 渡辺 公綱 562
生命化学における電子移動―マーカス(1992年ノーベル化学賞)のあと … 福住 俊一 569
- 談話室
企業の採用活動 … 編集委員会 572
無機化合物の結晶構造データベース … 尾関 智二 577
酒の物理熟成法は酔っぱらいの福音か … 朝倉 俊博 580
茶成分の抗ヘリコバクター・ピロリ作用 … 山田 正美 582
試験管内RNA分子進化による生命起源の探究―化学と生物学の新たな接点 … 管 裕明 585
水熱合成法による新物質の探究―ソフト化学はものづくりの宝庫 … 岡 与志男 590
新製品・新技術の誕生・メタモカラー … 中筋 憲一 593
海外レポート:科学雑誌の Impact Factor … 中本 一男 595
- ニュースから
- 国内 … 598
- 海外 … 600
- 解説
- 二酸化炭素分離セラミック膜の開発 … 大西 孝明・長田 和男・黒石 農士 602
- メタンからC2炭化水素を合成する新触媒の開発―硫酸根ジルコニアを担体として使う? … 村田 和久 605
- 視点
- 関心高まる環境ホルモン問題 … 化学工業日報社 608
- 特許
- 脳機能改善剤 … ダイヤモンド社技術情報編集部 609
- トピックス
- 物理化学,分析化学
- 水和電子クラスターの電子吸収スペクトル … 吉田 真治 611
- 固体超強酸におけるベンゼンのカルボニル化:固体NMRによる観察 … 徐 強・相馬 芳枝 612
- アコースティック・エミッションによる石造文化財の塩類風化現象の解明 … 早川 泰弘 613
- 自己組織化単分子膜によるイオン・分子認識 … 西沢 精一 614
- 無機関連化学
- 106番元素の化学 … 塚田 和明 615
- 荷電ビームを利用した粒子アセンブル … 藤 正督 616
- バイオミメティックプロセスによる無機薄膜の形成 … 相澤 守 617
- 有機化学,有機工業化学,高分子化学
- 新しいデヒドロアヌレン―合成と反応性 … 小嵜 正敏 618
- 光スイッチ機能を持つ超分子 … 小林 健二 619
- 歪みのある構造を持つモノシクロペンタジエニルメタロセン錯体を用いたα-オレフィン類の重合反応 … 大洞 康嗣 620
- 生体関連化学
- ビール酵母の染色体構造 … 尾形 智夫 621
- 進化する抗体 … 深沢 徹也 622
- Mitomycin類抗生物質の不安定な重要中間代謝体の発見とその代謝経路の律速段階 … 松戸 隆直 623
- 資源・エネルギー,環境・地球化学,化学工業
- 石炭可溶化の新手法 … 和田 健司 624
- 重合反応における物質移動速度の影響 … 川井 友博 625
- 会員から
国立および公立の教育職の教授の研究は国家公務員法などに違反している … 小寺 嘉彦 627
化学をケガクと読もう … 米田 幸夫 627
分子生物学から電子生物学へ 高分子合成の立場から見た分子生物学 … 大屋 正尚 628
- コラム,化学会発
教育課程審議会中間まとめ 日本化学会の対応は … 化学教育協議会 629
持続可能な開発と化学の役割―21世紀における日本化学会の飛躍のために … 宮本 純之 631
世界は一つ―世界地域化学会会長会議 … 大瀧 仁志 635
フレンドシップの国―イタリア … 山本 明夫 637
超フェルミニウム元素の元素名決定までの経緯 … 山本 陽介 640
- 行事一覧 … 644
- お知らせ … 648
日本化学会第75秋季年会発表申込要項 … 653
- 講演会・講習会 … 670
- 発表募集 … 683
- プログラム … 691
- 会員異動 … 700
- 掲示板 … 703
- 求人・求職 … 705
- 次号予告 … 712